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2008年3月10日 (月)

遺言状

 最近、親戚のおじさんの遺言状を作りました。
 そのおじさんと言うのは、私の祖父の弟になります。実は障害を持っていて、祖父は結婚をさせず、若い頃は住み込みで仕事をしていて、お盆と正月にうちに来ていたという感じでした。実の兄弟は障害があると言うことなのか、偏見を持ち、あまり相手をしませんでした。しかし、私は子供だったこともあり、障害のこととかよくわからないで接していました。そんな私におじさんも良く接してくれていました。祖父はおじさんが60歳になった時に老人ホームに入居させました。当時の祖父の考えでは、障害もあるし、身体も丈夫ではないからと思っていたのかもしれませんが、祖父が亡くなり、祖母も亡くなり、今現在おじさんと交流があるのは本家である我が家だけです。おじさんの妹が二人居るのですが、まったく顔も出さず、話題にすることすら嫌います。祖父が亡くなる時に「あいつを頼む」と言って亡くなりました。そういうこともあり、隣の市なので、頻繁にとは行きませんが、月に一度や2ヶ月に一度ぐらいは顔を出すようにしています。

 今回遺言状を作ったのは、祖母の時の経験があったからです。祖母は大学ノートを破って、カタカナやひらかななどでなんとか、思いを伝えようと思って書いた「かきおき」というものがありました。その内容は一番面倒を見た私のお袋へ自分の残せる金額を渡すと言う内容だったのですが、国の法律で考えた時、そんな走り書きのメモ程度のものでは、遺言状とは認めないと言うことで、亡くなるまで何年も世話をしたお袋には何もなく、祖母の子供たちで国の法律通り均等に分けました。まぁ、親父はアルツハイマーで判断能力がないわけですが、親父のお金はお袋のお金と考えると、それでもいくらかはもらえたことになります。
 しかし、私はお金の問題ではないと思いました。亡くなっていく人の思いが反映されないようなことでは良くないと思います。私だって普段は相手にもしてくれないような人が、遺産相続の権利がある時だけ、もらえるものはもらうと出てこられたら、腹が立つと思います。

 おじさんは兄弟を嫌っていますし、兄弟も相手にしていません。現在何かあった時に連絡が来たり、見に行ったりしているのは、私たちです。おじさんからすると、『兄の子供の嫁さんと、その嫁さんの子供夫婦』です。法律から考えてみると、遺産相続になった時に当然意見の出来る立場の人間ではありません。しかし、祖父が最期に言っていたことを私たちは守りたいですし、おじさんも頼りにしているのは私たちだと思います。
 おじさんも年齢のせいか、最近病院にお世話になる機会が増えました。縁起でもないと思われるかもしれませんが、でも、祖母の時に思ったのですが、人間はお金を見ると人が変わります。何を今さらと言いたくなりますし、こんな人ではないと思うような良い人が、しかも何もしていない人ほど、法律を持ち出して、自分にもらえるものはしっかりもらっていきます。
 おじさんは法律などはぜんぜんわかりませんし、自分の名前をやっと書ける程度の人です。そこで今回、おじさんの気持ちを聞いて、出来るだけそれに従いたいとの思いがあり、色々聞いてみた結果、遺言状を作成しました。おじさんにはまだ長生きしてもらいたいですが、遺言状を作った今、もしもの時、おじさんは祖母のような思いをしないですむと思いました。

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