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2008年4月29日 (火)

みんなと遊ぶ子どもほど病気に強い。

 幼いころから、家庭や保育園でほかの子の持つ病原菌にさらされると、周囲の刺激に対する免疫システムが強化されると、アリゾナ大学医学部の研究員グループが、『The New England Journal of Medicine』に発表しました。

 研究では、ほかの子どもと触れ合うことと、幼少期の病気やぜんそくの危険性との間に何らかの関係があるかどうかをみるために、1000人以上の子どもを生まれた時から追跡調査してきました。

 その結果、13歳になるまでに、友だちと特によく遊んだ子どもがぜんそくになる比率は、そうでない子どもの半分、アレルギーになる比率は、そうでない子どもより20%低い傾向にあることが明らかになりました。

 「つまりは、多くの微生物にさらされると、子どもの免疫システムが発達するのです」と同大学のWright教授は述べています。菌にさらされずにいると、免疫システムがアレルギー抗原のような物質を過剰に認識するようになり、菌にさらされない場合より強いアレルギー反応を示すことになるのだそうです。

 またヨーロッパの研究も、この見解を支持しています。スウェーデンとエストニアの子どものぜんそく発病率を、長期にわたって比較してきた研究があります。

 スウェーデンはとても清潔ですが、まだ豊かとはいえない旧ソ連のエストニアはそうはいきません。Norman博士によれば、研究の結果、エストニアの子どものぜんそく発病率は、スウェーデンの子どもの半分だということがわかりました。

 極端な言い方をすれば、病原菌に接するのは幼いうちがいいとWright教授。「生まれてすぐの時期、つまり生後6ヵ月のうちだと、最も子供の免疫システムが強化されます」。子どもの免疫システムは子宮の中、つまり生まれる前から強くなろうとするそうです。

 この発表に付された、カリフォルニア州ラホーヤのScripps Research Institute(スクリップス リサーチ研究所)のSandra C. Christiansen博士の論説によれば、こうした研究は、ここ数十年増え続けているぜんそくを食い止めることの説明に役立つかもしれません。「多くの国で、衛生状態と健康水準が良くなり小家族化するに連れて、ぜんそくの発病率が高くなっています」と「うちの子の前でくしゃみをしてください」というフレーズをタイトルの一部に使って、博士は論説を書いているほ です。

 Christiansen博士によれば、早期に病原菌にさらされると、アレルギー反応に一定の役割を演じる免疫システム中のT細胞の発達が影響を受けます。ほかの子どもと触れ合うほど、アレルギーやぜんそくの発病に結びつくTh2細胞の生成量が減り、感染への抵抗力が大きいTh1細胞が増えるのです。

 研究所でマウスを使った実験でも、同じ結果が得られたそうです。病原菌のない環境で育てられたマウスは、そうでないものよりTh2反応が大きくなります。

 「ちょっと具合の悪い乳児を保育園に預けるのは内心気がとがめると思っている人たちは、この発見のおかげでほっとするでしょう」とChristiansen 博士は書いています。「そうすることは、Th1細胞とTh2細胞のバランスを元に戻し、ぜんそくとアレルギー性疾患の増加に歯止めをかけるのに一役買っているかもしれません」

 泥だんごを作り、口を押さえずにせきをして、鼻水は拭かずにほっておく──これらは、きれい好きたちが極度に嫌うほど恐ろしいものではありません。この研究は、清潔すぎるのはよくないことかもしれないという一連の議論に、新たに加わることになります。

※※※
「多くの微生物にさらされると、子どもの免疫システムが発達します」

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2008年4月27日 (日)

進む飲酒の若年化に警鐘を鳴らす

 現在のティーンエージャーは、将来、酒癖の悪い酒飲みになると、最近の研究が述べています。

 ミシガン大学の報告によれば、アメリカでは飲酒の常習化やアルコールの問題を抱える 年齢が以前より下がっているということです。

 研究では2000人を3つの年齢グループに分け、それぞれの飲酒状況を調べました。第1のグループは1930年より前に生まれた人、第2のグループは1930~1949年の間に生まれた人、第3のグループは1949年より後(1970年まで)に生まれた人としました。
すると最若年層グループは、中間の年齢層グループより早く常習的な飲酒を始めていることがわかりました。最若年層が飲酒を始めるのは、男性が16.64歳、女性が18.2歳であったのに対して、最高年齢層では、男性が19.82歳、女性が26.47歳でした。この調査結果は、『Alcoholism: Clinical & Experimental Research(飲酒癖――医学的、実験的調査)』誌に掲載されました。

 「常習的」な飲酒とは、6ヵ月以上連続して1ヵ月に1回1杯の酒を飲むことと定義します。「確かに、この程度では深酒とはいえないかもしれません。しかし、これが常習的な飲酒が始まる入り口なのです」と、ミシガン大学精神医学部アルコール研究センターのScott F. Stoltenberg科学調査員助手は言います。
調査はさらに、最若年層グループが25歳より前に、早期アルコール依存症とされる問題を抱える可能性が高いことを明らかにしています。「常習的に飲酒を始める年齢が若いほど、多くの問題を抱える危険性も高くなるのは明らかです」とStoltenbergさん。

 飲酒の問題は、アルコール依存症だけでなく、セックスとも関連があります。「10代で酒を飲んでいる若者は、そうでない若者に比べ性行為に関わることが多いようです」と、コロンビア大学(ニューヨーク)にある米国立薬物中毒研究所(CASA)副所長で政策調査分析局長のSusan Fosterさんは言います。子どもたちは常にコンドームを使うわけではないので、性感染症や望まない妊娠を引き起こすことが多いのです。「子どにとっては一生を左右する大きな問題です」とFosterさん。

 あなたが親なら、あなたの態度が重要であることを自覚してください。「事の初めから、親は子どもの行動にとても大きな影響力を持っています」とFosterさんは言います。「子どもを飲酒のような危険な行為から守るには、子どもの生活に積極的に関わってください。子どもがどこにいるかを把握し、子どもの宿題も手伝いましょう」。さらに、子どもといっしょに食事を摂ることが大切というのがFosterさんの意見です。「子どもが家族といっしょに夕食を摂ることと、アルコールや麻薬への依存症から保護されることの間には、直接的な相互関連があります」。子どもたちとアルコールの話をするのも意味があります。「日常的な会話を通して、子どもが同世代の友達の誘いに抵抗する方法を頭の中で試してみるのを、親は手伝ってあげられるのです」とFosterさんは言います。

※※※
「常習的に飲酒を始める年齢が若いほど、多くの問題を抱える危険性も高くなるのは明らかです」――Scott F Stoltenberg、ミシガン大学

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2008年4月25日 (金)

若い女性よ、睡眠不足にご用心!その2

■危険信号を「へっちゃら」ですましていませんか?

 しかしながら、昼間あくびばかり出る、頭がボゥーとする、などという体の危険信号が出ているにもかかわらず、「若いんだから睡眠不足なんてへっちゃら」とタカをくくっているのなら、大変です。今すぐライフスタイルの改善を考えたほうがいいでしょう。こんな生活を長年続けていると、30代、40代になったときに必ず体に支障をきたします。睡眠不足は、仕事の能率を落としたり、ケアレスミスが多くなるばかりでなく、不定愁訴(注)を招いたり、血圧を上昇させるなど、さまざまな弊害を体に及ぼします。
 
 また、よく聞くのが、休日の寝ダメ。「休みの日は昼近くまで寝ているから、平日は睡眠4時間でもOK!」などと考えている人はいませんか? 実はこれ、本人の錯覚でしかなく、医学的には平日の寝不足を体が補おうとしているだけのこと。決して翌週の睡眠の貯金をしているわけではないので、その点、お間違えなく。
 
 健康な生活を維持するためにも、睡眠をおろそかにしないように気をつけたいものです。

【不定愁訴(ふていしゅうそ)】
 明白な器質的疾患、つまり病気らしい病気がないのに発生する、さまざまな不快な自覚症状。症状としては、肩凝り、腰痛、頭重、倦怠感、脱力感など、実にさまざまである。

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2008年4月23日 (水)

若い女性よ、睡眠不足にご用心!その1

■平均睡眠時間が減っています

 昨夜は遅くまでビデオを見ていたので4時間しか寝ていない。インターネットに熱中していたら、いつの間にか朝になっていた──などという経験は誰にでもあるはず。ライフスタイルが多様化して、今、夜型の生活や不規則な生活をする人が増加しています。
 
 総務庁の調査によれば、国民の平均睡眠時間は、25年前に7.8時間だったのが、昨今では7.4時間にまで減少。また、ある女性誌が最近20代の読者にアンケートをとったところ、6.6時間という結果が出たそうです。
 
 睡眠は、人によってその時間も質もさまざま。一般的には、健康的な睡眠時間は7~8時間といわれていますが、すべての人にこの原則があてはまるとは限りません。9時間寝ないと寝た気がしないという人もいれば、4時間でもすっきり目覚める人、あるいは夜間の睡眠時間が少ない代わりに昼寝をしている人など、個人差が大きいのです。

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2008年4月21日 (月)

外反母趾の女性、急増中

■治療が必要な時

 もしかしたら外反母趾かもしれない…と思ってもどの段階で整形外科にかかったらよいのかわからない、ということもあるかもしれません。目安としては、次の3点が気になったら病院へ行くとよいでしょう。

(1)足を上から見た時、親指が小指の方向に「くの字形」をして曲がっている。

(2)親指の付け根が赤く腫れている。

(3)親指の付け根が靴にあたる感じがしたり、痛んだりする。

(4)足の裏、特に第2・3趾の付け根にタコができる。

 一般的に腫れや痛みがない時や、歩くのに支障がない時は治療をする必要はありません。ただし、今後症状が進む可能性はありますので、合わない靴を履かない、軽い運動をする、といった予防の措置は必要になります。

■外反母趾を予防・改善する靴

 外反母趾に大きく影響するのは何と言っても靴。自分に合った靴を履くことは、外反母趾の予防になるだけでなく、積極的な治療方法ともなるのです。
 
 外反母趾を治すには、まずハイヒールをやめることです。ハイヒールは、前に体重がかかるために足の裏の横アーチがつぶれて、足の幅が広がります。また、かかとが高く細いために安定性が悪く、それだけで足に負担がかかります。また先端が極端に細いため、四角に近い形をしている人間の足先に全く合いません。仕事でどうしても履かなければならないという人は、必要な時以外はかかとの低い靴やスニーカーに履きかえるといった工夫が必要でしょう。先細のパンプスも足にかかる負担は同じ。どちらももともとおしゃれ用の室内履きですから、1日中履いているには無理のある靴だということをよく理解しなければいけません。
 
 靴を購入する時は、できればシューフィッター(靴を足に正しく合わせる技術者)のいる店で、きちんと足のサイズを計り、自分に合った物を選んでください。おしゃれな靴ではなく、健康靴を選びましょう。形のポイントは親指の付け根がしっかりと隠れ、ひもかマジックテープで幅を調節できるもの。またかかとが広くしっかりしてブレのないものを選びます。単に幅広なだけでは外反母趾を進行させてしまうこともあるので要注意。横からもしっかり支えられる適度の圧力が必要です。
 
 靴を選んだら、親指の付け根のでっぱり部分の革を靴屋専用の器具を使って伸ばしてもらい、痛くないよう調整していきます。さらに足底に専用の中敷を入れ、横アーチサポートや、内側と外側の傾斜をつけて安定を図ります。

■装具療法について

 外反母趾を治すために専用の治療装具を用いて足の形を矯正することもあります。装具は夜寝ている時に装着するものと、靴を履いている時に装着するものに大別されます。夜間に使う場合はゴムやプラスチック製のものを選び、親指をくくりつけ、親指の位置を調整するものを使うのが一般的です。靴を履いている時は、親指と人さし指の間にセパレーターを挟み、そのまま靴を履きます。ガーゼを代用しても同様の効果が得られます。1日使って汚れたら捨てられますので、手軽な治療装具と言うことができるでしょう。これらは軽い外反母趾のみに有効で、専門の医師に相談してから用います。

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2008年4月19日 (土)

「噛み合わせ」と歯の矯正

 あごの骨格に問題があると、歯並びが悪くなるケースが多いと言われています。その多くは遺伝的なもの。その他、乳歯の虫歯が原因で生え替わりの永久歯がまっすぐ生えてこられない場合、偏った噛み癖がついてしまい、その結果、噛み合わせが悪くなることもあります。
 
 また日本人の頭は欧米人に比べて奥行きが少なく平べったいため、歯の生えるスペースが狭いことがわかっています。狭いところに無理やり生えてくれば、当然歯並びは悪くなってしまいます。乳幼児期の指しゃぶりやくちびるを噛む癖が、歯並びに影響することも。鼻やのどに病気があると口呼吸になり、口のまわりの筋肉が正常に発達しなくなって歯並びが悪くなるケースもあります。

■不正こう合について

 歯並びや噛み合わせが悪いことを「不正こう合」と言い、大きく以下の5つに分類されます。

(1)「上顎前突」いわゆる出っ歯。(2)「反対こう合」一般に言う受け口。(3)「開こう」上下の前歯に隙間がある。(4)「叢生」歯の向きや位置がバラバラで、乱ぐい歯とも呼ばれる。(5)「過蓋こう合」下の前歯が上の前歯にほとんど隠れている。

■お子さんの噛み合わせをチェックしてみましょう

 子どもに、以下のような行動や習慣がある場合は要注意。チェックが1つでもあてはまる場合は、不正こう合の危険サインです。

(1)くちびるを噛んでいることがよくある。
(2)3歳をすぎても、指しゃぶりをしている。
(3)ものを噛む時、片側の歯でしか噛まない。
(4)左右のどちらかばかりを下にして寝る。
(5)よく噛まず、飲み物で流し込むようにしてものを食べている。
(6)あっと言う間に食事を終えてしまう。
(7)姿勢がよくない。
(8)口で呼吸をしている。

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2008年4月17日 (木)

冬から夏にかけて多くみられる感染症 その2

・プール熱

 プール熱は、4~10歳の子どもがかかりやすい病気です。プールで感染することが多いので、この名がつきました。39度前後の発熱とともに、のどの炎症と目の充血や目やにが出てきます。高熱が3~5日続き、症状は激しいのですが、合併症の心配はなく、1週間ほどで完治します。ウイルスによる病気なので、特効薬はありません。安静にするのが一番の薬です。高熱への対応として熱さましが使われるほか、目の症状がひどい場合は、点眼薬が使われます。

・とびひ

 とびひは、1~5歳の子どもに多く、黄色い水ぶくれやかさぶた状の発疹から出たうみが皮膚について「飛び火」のように広がるのが特徴です。アトピー性皮膚炎やあせも、虫さされの部分をかきこわして、そこに黄色ブドウ球菌や溶連菌といった細菌がついて起こることが多いものです。発疹はかゆみを伴うために、無意識のうちにかいて、その指で体を触るので、全身に症状が広がります。爪を切ってまめに石鹸で手を洗ったり、シャワーで体を洗って清潔にすることが大切です。とびひにかかったら、皮膚症状に詳しい小児科医か皮膚科医にかかり、抗生物質の軟膏と飲み薬を処方してもらって治療します。

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2008年4月15日 (火)

冬から夏にかけて多くみられる感染症 その1

・風疹
 
 冬から梅雨どきにかけて多く見られる感染症としては、風疹があります。風疹は俗に「三日ばしか」とも呼ばれるように、3日程度で治る比較的症状が軽い感染症です。小学生ぐらいに多く、発熱、赤い発疹、リンパ節の腫れが三大症状ですが、熱が出ない場合もあります。首や耳の後ろ側のリンパ節がはれてグリグリし、続いて赤い発疹が全身に広がっていきます。風疹は症状が軽いので、元気ならば床について安静にしている必要はありません。ただし、他の人にうつさないよう、発疹が消えるまでは家の中で過ごしましょう。子どものときにかかると軽くすむ風疹ですが、妊娠中に感染するとおなかの赤ちゃんに先天性の異常が起きる確率が高くなります。幼児期におこなわれる風疹の定期予防接種を受けておくことが重要です。

・手足口病

 夏に多く見られる感染症としては、手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)、とびひ(伝染性膿痂疹)があります。なかでも、最近、発生が増えているのが手足口病です。
 
 手足口病は幼児に流行する感染症で、手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれの発疹ができるのが特徴です。発症した患者の1/3~1/2に38度前後の発熱を伴いますが、治療をしなくても1週間ほどで症状は治まります。ただし、口の中にできる水ぶくれは破れて強い痛みを伴う口内炎になるため、食事ができない状態になります。軟らかくて味が薄く、口にしみない食べ物を与えましょう。また、食欲の低下から水分の摂取量が不足しがちなので、薄いお茶かスポーツ飲料などの水分をこまめに与えるようにします。

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2008年4月13日 (日)

花粉症を改善しよう

 くしゃみや鼻水が出たり、大量に涙が出たり、と花粉症の人にとって花粉シーズンはつらいもの。少しでも症状を改善するためには、身の回りに花粉を寄せ付けないようにすることが大切です。

■外出する時は完全防備で

 花粉症の原因は、目や鼻、のどの粘膜に花粉が付着してアレルギー反応を起こすこと。ですから、花粉が飛散するお昼過ぎから午後3時ごろまではなるべく外出を控え、外出する際はメガネをかけたり、マスクをしたりしてしっかり花粉をシャットアウトしましょう。また、つばの広い帽子をかぶって髪の毛を中に入れ、髪や顔に花粉が付着しないように注意することも大切です。コートなど外で着る洋服は、花粉がつきやすいニットなどではなく、目の細かいツルッとした素材のものがおすすめ。
 
 サイドもしっかりガードできるゴーグルタイプのメガネなど、花粉症用のグッズが色々市販されているので、試してみるのもよいでしょう。

■家の中に花粉を持ち込まない

 外出から帰ったら、玄関前で花粉をはたき、コートや帽子は玄関にかけるようにして花粉が家の中に入らないようにします。手や顔を洗ったり、うがいをしたりすることも忘れずに。
 
 家の中では、風が強い日は窓を開けないようにし、花粉シーズン中は洗濯物や布団を外に干さないようにするか、家の中に取り込む前にていねいに払いましょう。
 
 掃除はこまめに行い、特に拭き掃除を念入りにすることが大切です。また、湿度が低すぎて空気が乾燥してしまうと花粉が舞い上がりやすいので、室内の湿度は60%以上になるように心がけましょう。

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2008年4月11日 (金)

水と油とダイエット

■体脂肪をためこまず、動脈硬化を防ぐ植物油

 ダイエットを成功に導くには、食事から油を減らすことが大切です。食生活の欧米化により、近年、日本でも動物性脂肪の摂取量が増加し、肥満のほか動脈硬化や高血圧なども増加傾向にあります。油のとり過ぎに気をつけるのはもちろんですが、体脂肪になりやすい動物性脂肪を控えて、植物性油脂に切り替えることもダイエットのポイントといえます。

 植物性油脂は、その脂肪酸バランスによって分類できます。α-リノレン酸が多い油はアレルギーや炎症を抑える働きがありますが、酸化しやすいので炒め物などにおすすめ。また、オレイン酸の豊富な油は酸化されにくいため、動脈硬化になりにくいといえます。特にオリーブ油は、抗酸化色素成分を含むため、体を酸化から守るといわれ、天ぷらやフライに最適です。リノール酸の豊富な油を過剰に摂取してしまうと、善玉コレステロールまで減らしてしまい、動脈硬化や心疾患、アレルギー過敏症やガンの原因となるので控えめに。

・α-リノレン酸の多い油(アマニ油、シソ油)
・オレイン酸の多い油(オリーブ油、紅花油、菜種油)
・リノール酸の多い油(綿実油、コーン油、ひまわり油)
・抗酸化物質が豊富で脂肪酸バランスのいい油(米ぬか油、ゴマ油、大豆油)

 とはいえ、太りにくいからといっても、油は油。使い過ぎは禁物です。上手に適量利用して、食事を楽しみながらダイエットに役立てるようにしましょう。

■食べても体脂肪になりにくい油

 摂取しても体脂肪として蓄積されにくい油も開発されています。通称「プレミアムオイル」。食用油は通常グリセリンという成分に3個の脂肪酸が結合した中性脂肪という構造になっています。中性脂肪は分解されて吸収された後、再び血液中で中性脂肪に戻ります。血液中の中性脂肪は、脂肪細胞に蓄積されやすいので肥満の原因になりますが、開発された油は、消化吸収後に血液中の中性脂肪を増やさず、脂肪酸に分解されたまま肝臓や筋肉に取り込まれエネルギー源となるため、体脂肪として蓄積されにくいというわけです。
 食べながらダイエットに役立つ新しい油は、ダイエットの力強い味方です。

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2008年4月 9日 (水)

Tシャツの有害物質で乳幼児に湿疹、中国製3000枚を回収

 読売新聞の記事ですけど、コメントは後ほどします。とりあえず記事を読んでみてください。

 大阪市中央区の衣類製造販売会社「コージィコーポレーション」が販売した中国製の乳幼児用Tシャツから有害物質のホルムアルデヒドが検出され、同市保健所は4日、販売中止を指導した。

 同社は、販売済みの同種Tシャツ約3000枚の自主回収を進めるほか、乳幼児向け衣類全約10万点の販売を中止、自主検査する。

 同市保健所などによると、検出されたのは、黄色の「ENJOY Tシャツ」。同社が販売した別のTシャツを着た兵庫県尼崎市の女児(9か月)に、Tシャツの形に湿疹(しっしん)が出たため母親が尼崎市保健所に相談し、両保健所で調査していた。同社によると、このTシャツは中国製で、商社を通じて同社が購入した。文字などをプリントするインクの溶剤にホルムアルデヒドが含まれ、残留していた可能性がある。
 同社には「乳幼児の体に湿疹が出た」との苦情が3件寄せられている。

 同社は全国37か所で「スターベイションズ」の名で店舗を展開。問い合わせは同社(0120・70・2392)へ。 

 と言う内容なんですが、うちの嫁さんが旭川市内の衣類を扱う店でバイトをしていました。割と安く売っている店でお客さんもよく来るようですけど、やはり中国製のもので安価に販売しているようです。しかし、その仕入れた箱を開けると、虫の死骸などがあることが多いらしく、それまで私のイメージは売っている物はきれいなものと思っていたのですが、衣類などはどうやら一度洗濯をしてから使用した方が良いみたいですね。そういう話を聞いていたので、今回のニュースはそれほど驚かないと言うか、やっぱりねという気持ちがしました。皆さんも気をつけてください。

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2008年4月 7日 (月)

人に聞けない病気のケア ~皮膚科の悩み~ その2

■胼胝(たこ)と鶏眼(うおのめ)

 足の裏の皮膚が骨と靴にはさまれて、厚くなるものをたこ、うおのめといいます。うおのめは楔状に角質が厚くなるもので、歩くときに刺さるような痛みを伴います。治療としては厚くなったところを削るのが一般的ですが、何より重要なのは靴の選び方です。靴に足を合わせるのではなくて、足に靴を合わせてくださいね。靴の中敷で当たって痛い部分をくりぬくか、クッション材を使うことで楽になることがあります。指の側面にうおのめができる方は、靴の先のほうが細すぎませんか? 靴の先が広めのものを選び、当たる部分に圧をかけないようクッションをはさむなどの工夫が必要です。高温多湿の気候に住み、偏平足の日本人には、靴よりも下駄のほうが合っているのかもしれません。

■陥入爪(かんにゅうそう)

 足の指の両脇に爪がくい込んで腫れるものを陥入爪といいます。爪がくい込むので血の巡りが悪くなり、また奥のほうが洗いにくいために、感染炎症を起こしやすくなっています。痛いので爪を深く切り、深く切ることでさらに爪がくい込むという悪循環を繰り返します。ぜひ深爪はやめ、角を落とさず四角く切るようにしましょう。

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2008年4月 5日 (土)

人に聞けない病気のケア ~皮膚科の悩み~ その1

 素足にサンダルやミュールで颯爽と歩く夏。気になるのが、かかとの角質化やひび割れです。きれいな足を保つには、どうしたらいいのでしょうか。

■角質化しやすいかかと
 
 かかとは足の他の部分に比べて、乾燥しやすく、ひび割れも起きやすいところです。肌の表面は皮脂腺から分泌された皮脂のバリアによって覆われ、水分の蒸発がコントロールされています。ところが、足の裏の皮膚は皮脂腺がないので水分が蒸発しやすく、その上水分の吸収力も少ないので、すぐに乾燥してカサカサになりやすいのです。

 かかとのガサガサが気になって「角質層を取り去るために」とこすり過ぎると、肌を傷めてしまい、かえって逆効果です。かかとのかさつきが気になる場合は、風呂上がりや寝る前に保湿効果のある尿素入りのクリームやローションをつけましょう。尿素入りの塗り薬がしみるときには普通の保湿クリームの方が安全です(尿素には保湿作用がありしっとりしますが、傷があるとかなりしみます)。厚くなってひび割れているようなときにはピーリング効果があるクリームなどがお勧めです。

■角質増殖型白癬の場合もある

 単に乾燥してガサガサしているだけと思っていた足の裏が、実は水虫である場合もまれではありません。角質増殖型の水虫(白癬)は、角質化するだけでかゆみを伴いません。最近かかとが厚くなってきた、かかとがひび割れてきたという人は皮膚科にかかってみてください。
 角質増殖型の水虫の場合、残念ながら塗り薬だけでは治りません。内服薬の治療が必要となります。かゆみがないからと放置せず、専門医の診察を受けるようにしましょう。きちんと治療すれば、きれいなかかとがよみがえります。

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2008年4月 3日 (木)

現代型食生活の注意点 その2

■1日3食の食事が好ましい理由

 食事の総エネルギー量が同じなら、なるべく回数を多くした方が望ましいといわれています。2回と3回の食事では、2回の方が1度に摂取するエネルギー量が多くなるため、余ったエネルギーが脂肪として蓄えられやすくなるのです。また、食間が長くなるため、いつくるか分からない飢餓状態に備えて、身体はできるだけエネルギーを脂肪として蓄えようとしますから、肥満の要因となります。さらに1回の食事量が多くなると、一度にたくさんのインスリンが必要となり、糖代謝異常(糖尿病)にもつながります。
 1日3回に分けて食事を摂ることは、肥満や糖尿病の予防になるだけでなく、脳の栄養面からも重要です。脳の栄養であるブドウ糖の供給源は肝臓内のグリコーゲンで、その貯蔵量は60~80gにすぎません。そのため、3回の食事で肝臓内にグリコーゲンを供給し続ける必要があるのです。

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2008年4月 1日 (火)

現代型食生活の注意点 その1

■夜遅い食事や朝食抜きはなぜ悪い?

 生体内には約24時間を周期とする体内時計があります。このリズムが神経、内分泌、代謝の働きを調節し、体内の恒常性を保っていますが、規則正しい時間に食事をすることも、体内リズムをかたちづくる重要な因子となっています。決まった時間に食事をとっていると身体がそれを記憶し、予定の時刻になると消化酵素などを分泌して準備を始めます。そのため、栄養素を効率よく吸収することができるのです。ところが食生活が乱れると、栄養の吸収が悪くなるだけでなく、生体の内部環境も乱れて不調が起こります。

 特に、夜遅い食事は要注意。食後、エネルギーが十分に消費されないまま就寝するため、エネルギーが余ってしまいます。夜は副交感神経の働きが強まり、身体が翌日のエネルギーを蓄えようとしているので、中性脂肪の合成が体内で活発になり、余ったエネルギーが多いほど体脂肪が増えやすいのです。これが夜遅い食事をして、すぐに寝る習慣の人が太りやすい理由です。また、食べてすぐ寝ると、胃の中に消化されないまま食べ物が残って胃もたれを起こし、朝食がとれなくなることも考えられます。朝食抜きは、1日の原動力となるエネルギーが不足状態となるため、仕事や勉強の能率低下にもつながります。

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