冬から夏にかけて多くみられる感染症 その1
・風疹
冬から梅雨どきにかけて多く見られる感染症としては、風疹があります。風疹は俗に「三日ばしか」とも呼ばれるように、3日程度で治る比較的症状が軽い感染症です。小学生ぐらいに多く、発熱、赤い発疹、リンパ節の腫れが三大症状ですが、熱が出ない場合もあります。首や耳の後ろ側のリンパ節がはれてグリグリし、続いて赤い発疹が全身に広がっていきます。風疹は症状が軽いので、元気ならば床について安静にしている必要はありません。ただし、他の人にうつさないよう、発疹が消えるまでは家の中で過ごしましょう。子どものときにかかると軽くすむ風疹ですが、妊娠中に感染するとおなかの赤ちゃんに先天性の異常が起きる確率が高くなります。幼児期におこなわれる風疹の定期予防接種を受けておくことが重要です。
・手足口病
夏に多く見られる感染症としては、手足口病、プール熱(咽頭結膜熱)、とびひ(伝染性膿痂疹)があります。なかでも、最近、発生が増えているのが手足口病です。
手足口病は幼児に流行する感染症で、手のひらや足の裏、口の中に小さな水ぶくれの発疹ができるのが特徴です。発症した患者の1/3~1/2に38度前後の発熱を伴いますが、治療をしなくても1週間ほどで症状は治まります。ただし、口の中にできる水ぶくれは破れて強い痛みを伴う口内炎になるため、食事ができない状態になります。軟らかくて味が薄く、口にしみない食べ物を与えましょう。また、食欲の低下から水分の摂取量が不足しがちなので、薄いお茶かスポーツ飲料などの水分をこまめに与えるようにします。
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