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2009年12月23日 (水)

診療報酬全体0.19%引き上げへ、大臣折衝で合意

 医療介護CBニュースからです。

 長妻昭厚生労働相は12月23日、来年度の診療報酬の改定率をめぐり藤井裕久財務相と折衝し、医師の技術料などに当たる「本体」部分と、「薬価・材料価格」を合わせた診療報酬全体を0.19%引き上げることで合意した。薬価・材料価格に関しては合計1.36%引き下げ、本体部分はこれを上回る1.55%引き上げる。診療報酬全体での引き上げは、2000年度以来10年ぶり。

 折衝には、厚労側から長妻厚労相、長浜博行副厚労相、財務側から藤井財務相、野田佳彦副財務相が出席。菅直人副総理兼国家戦略・経済財政担当相と古川元久内閣府副大臣も同席した。

 長妻厚労相は折衝終了後、財務省内で記者団に、「診療報酬については、10年ぶりのプラス改定ということで、ご指摘いただいた通り、内部の配分を見直していくことで国民の期待に応えていきたい」と述べた。

 私のからのコメントですが、このブログも何年かやってますし、読み返すと、つながってくる話なんですが、これからも医療費は上がり続けますよ。生活習慣病は運が悪くてなるものではなく、個人の生活習慣のせいでなるものだから、責任は自分で取りましょうという常識がどんどん出てきます。これからの雲行きに注目して行って下さい。

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2009年12月20日 (日)

喫煙と大腸癌(がん)の関連性が明らかに

 喫煙が原因となる悪性腫瘍のリストに新たに大腸(結腸直腸)癌(がん)が加わったことが、医学誌「Cancer Epidemiology, Biomarkers & Prevention(癌疫学、バイオマーカー&予防)」12月号(たばこ特集号)で報告された。これで喫煙に関連する癌の種類は17となる。また、同誌に掲載された別の研究では、受動喫煙によって女性の乳癌リスクおよび小児の生涯の肺癌リスクが増大することが示された。いずれの知見も明るい話ではないが、たばこの規制に取り組む上では有用なものだと専門家は述べている。
 第1の研究では、長期的な喫煙により大腸癌の発症リスクが増大することが判明した。これを受けて国際癌研究機関(IARC)は両者の関連を示すエビデンス(科学的根拠)について、これまでの「限定されている(limited)」から「十分にある(sufficient)」へと見解を変更した。研究著者である米国癌協会(ACS)のMichael Thun博士によると、喫煙と大腸癌との関連は他の癌ほど強くないため、関連性を把握するには長い時間を要したという。スクリーニングを受けない、肥満、運動、赤身肉や加工肉の多量摂取など、喫煙以外の大腸癌の危険因子(リスクファクター)について調整後もなお、喫煙によるわずかなリスク増大が認められた。

 今回の大規模前向き試験では、約20万人を13年間にわたり追跡。その結果、喫煙経験のない人に比べて、現喫煙者は大腸癌リスクが27%高く、元喫煙者は23%高いことが判明した。中でも喫煙期間が50年以上に及ぶ人は、喫煙経験のない人よりもリスクが38%高かった。一方、40歳前にたばこを止めた人、31年以上喫煙していない人にはリスクの増大は認められなかった。

 別の2件の研究は、受動喫煙のリスクに焦点を当てたもの。その1つは米国立癌研究所(NCI)をはじめとする複数施設の研究グループによるもので、受動喫煙にさらされた小児は成人後の肺癌発症リスクが2倍であり、MBL2遺伝子に特異的な変異をもつ場合、リスクは2.5倍にもなることがわかった。カリフォルニアのグループによるもう1つの研究では、喫煙しない成人女性が受動喫煙に長期間曝露すると、閉経後の乳癌発症リスクが増大することが判明。軽度の曝露では17%、中程度で19%、長期にわたる高度の曝露では26%のリスク増大が認められた。

 さらに別の研究では、頭頸部癌の診断後も喫煙や飲酒を続けている人は、禁酒禁煙した人よりも予後が悪いことが米エール大学(コネティカット州)の研究グループにより明らかにされた。過去の研究では、診断前の喫煙および飲酒により頭頸部癌の死亡リスクが高くなることが示されている。

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2009年12月15日 (火)

<冬の肌荒れ>乾燥以外に寒さも大敵 ポーラ化成など研究

 毎日新聞の記事です。ご参考に!

 皮膚表面で温度を感知するたんぱく質が、肌の乾燥に深くかかわっていることが、自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター(愛知県)とポーラ化成工業(横浜市)の研究で分かった。冬の肌荒れの原因は空気の乾燥だけでなく気温低下にもあることを示す結果で、福岡市で開かれる日本研究皮膚科学会で5日発表する。

 このたんぱく質「TRPV4」は体内のさまざまな場所にあり、温度や筋肉の緊張などの刺激を感知する働きがあることが知られている。

 ポーラ化成の木田尚子研究員(皮膚科学)らは、TRPV4が温度によって活性を変えることに着目。皮膚でどんな働きをしているかを調べた。

 TRPV4が不活発になるセ氏24度で人の表皮細胞を培養すると、適温の室内での皮膚温度(33度)で培養した場合と比べて細胞同士の接着が緩み、すき間から水分などの物質が通り抜けやすくなった。

 TRPV4を活性化する試薬を加えたところ、物質の透過が抑制された。

 これらのことから、低温がTRPV4の活性化を妨げることで皮膚のバリアー機能が低下し、水分が失われて肌の乾燥が進むと推測された。

 木田さんは「入浴で肌が潤うことは経験的に知られているが、これには湿度だけでなく温度も関係していることが細胞レベルで分かった。温めることによって肌荒れを改善するなど新しい方法につながるかもしれない」と話す。

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2009年12月12日 (土)

サプリメント:市場急成長、苦情も急増 認証機関設置へ

 毎日ネット版の記事です。

年商7000億円市場に成長したサプリメント=三浦博之撮影
 今や年商7000億円を超えるサプリメント(健康補助食品)市場。急成長に伴いクレームなども増えており、健康食品業界などは第三者認証機関の設置に向けて動き出した。果たしてその「効能」は--。

 ◇市場は右肩上がりの成長
 調査会社「シード・プランニング」によると、サプリ市場は調査を始めた02年の4850億円から、05年6400億円、08年は7446億円(推定値)と右肩上がりの成長が続き、6年間で約1.5倍に拡大した格好。「健康志向の高まりと、手軽に摂取できることが人気の要因。医療への不信もあり愛用者が増えた」(業界関係者)ことが原因という。

 一方で、サプリを含む健康食品など「薬効をうたう」商品に絡む国民生活センターへの相談件数は、04年度の3332件から07年度は4839件へ増えた。今年度は昨年12月18日までに2700件あった。

 人が口にする商品は食品と医薬品(医薬部外品を含む)の二種類。サプリは食品扱いで▽効果が科学的に証明された特定保健用食品(トクホ)▽ビタミンなどの栄養素が一定量以上含まれた栄養機能食品▽トクホと栄養機能食品以外の「いわゆる健康食品」--に分けられる。

 サプリは、従来は使われることが少なかった原材料を使い、特定の成分を濃縮や抽出するケースも多い。食品衛生法は安全性に疑いのあるものは販売を禁止することができ、原材料の仕入れから製品出荷までの製造工程では、管理基準書の作成など安全性の確保を事業者に求めている。ただ、原材料では安全だったものの、濃縮など加工する過程で特定成分が過剰に高濃度になったり、成分が変質する可能性もあり、現在の取り組みでは不十分との声もある。

 また、表示方法などについて、サプリは医薬品と違って効果効能を宣伝することはできない。しかし、厚生労働省が表示許可をしたトクホや、民間団体が品質保証を承認などした商品以外では、効果効能を前面に出したい業者もおり、医薬品のような表示を使っている商品も少なくない。

 ◇認証機関の設置を提案…厚生労働省
 厚生労働省は昨年7月にまとめた報告書で、製品の安全性を保証するため、認証機関の設置を提案。1月15日には認証機関を監督する認証協議会を設置する準備会が開かれた。準備会には全日本健康自然食品協会など8団体が参加。今後は学識者、製造者、消費者らで認証基準などを策定する方針だ。認証基準に合致した商品には、認証機関が認証マークを付与する。

 今回設置する認証機関は、商品の安全性を審査する。来年度中には認証制度をスタートさせたい考えだが、今後はどれだけ普及させていくかが課題となりそうだ。

 サプリなどに詳しい日本薬科大学の丁宗鐵(ていむねてつ)教授(漢方治療学)は「『いわゆる健康食品』の分野には効能効果が科学的に検証されていない商品も野放しになっている。一般の人が接することが多く、効果効能が検証されていない商品の品質を引き上げることが重要だ」と話す。

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2009年12月 9日 (水)

目覚め、ストレスと関連…20代は上司左右

 読売新聞の記事です。

 朝の目覚めの良さは、仕事のストレスなどを反映し、20代は上司との関係、30代は仕事の満足度、40代はリラックスできる時間の有無が最も影響していることが、北里大などの調査でわかった。

 横浜市で開催中の日本ストレス学会で5日発表する。

 北里大は、企業のメンタルヘルスを助言する日本ヴィクシーと共同で、東京都内の情報通信企業に勤務する20~40代の社員1500人を対象に、生活習慣やストレス度、意欲などをアンケート。〈1〉朝の目覚め〈2〉仕事中の眠気〈3〉休日の寝だめの3項目から睡眠の充足度を「高い」「普通」「低い」の3段階に分け、ストレスとの関係を調べた。

 その結果、充足度の低い群は、高い群に比べてストレスを訴える割合が高く、「会社に行くのがつらい」「ぼーっとする」「集中力が低下する」と答えた人が、それぞれ11・7、11・4、6・6倍も多かった。

 さらに、朝の目覚めの良さには、何が一番影響しているか詳しく分析したところ、20代では「上司との関係」など、年代によってストレスの原因が違っていた。

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2009年12月 6日 (日)

うつ病100万人超す、10年で2・4倍に

読売新聞の記事です。

 抑うつなどの症状が続くうつ病の患者数(躁(そう)うつ病を含む)が、初めて100万人を超えたことが3日、厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査でわかった。

 長引く不況などが背景とみられる一方、新しい抗うつ薬の登場が患者増につながっていると指摘する声もある。

 患者調査によると、うつ病が大半を占める「気分障害」の患者数は、1996年に43万3000人、99年は44万1000人とほぼ横ばいだったが、2002年調査から71万1000人と急増し、今回の08年調査では、104万1000人に達した。

 10年足らずで2・4倍に急増していることについて、杏林大保健学部の田島治教授(精神科医)は、「うつ病の啓発が進み、軽症者の受診増も一因」と指摘する。

 うつ病患者の増加は、新しいタイプの抗うつ薬が国内でも相次いで発売された時期と重なる。パナソニック健康保険組合予防医療部の冨高辰一郎部長(精神科医)は、「軽症のうつは自然に治るものも多い。しかし日本ではうつを早く発見し、薬を飲めば治るという流れが続いており、本来必要がない人までが、薬物治療を受けている面があるのではないか」と話す。

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2009年12月 3日 (木)

血圧にも「善玉」と「悪玉」

 善玉血圧、悪玉血圧という血圧があるのをご存じか? 動脈硬化の進行を抑え、心筋梗塞発症のリスクを回避するには、「善玉血圧は下げすぎずに、悪玉血圧を下げる必要がある」という。

 提唱者は東京医科大学八王子医療センターの高沢謙二循環器内科教授。さっそく直撃して聞いた。
「血圧には収縮期血圧(上)と拡張期血圧(下)があります。このうち収縮期血圧は、さらに2つの種類の血圧に分けられるのです」

 それが善玉血圧と悪玉血圧だ。

「収縮期血圧は、心臓が収縮して血液を送り出すときにかかる圧力のことですが、心臓から血液が押し出されるとき、まず送り出す方向に向かって圧力がかかります。これを収縮前期血圧(または駆出圧波)といいます」

 この圧力は末梢の血管に向かって進むが、途中で反射して心臓の方に戻ってくる。これを収縮後期血圧(または反射圧波)という。

「例えるなら、駅員さんが満員で乗れない人を電車内へ入れてあげようとして押す圧力が収縮前期血圧、それを車内にいる乗客が中へ入れまいとして抵抗する圧力が収縮後期血圧です」

 高沢教授が収縮前期血圧と収縮後期血圧の2つに注目するようになったのは30年近く前だというが、研究を進めるうち、一方が「善玉」で一方が「悪玉」であることに気が付いた。

「血流をよくするには、血液を送り出す方向に向かう圧力が強く、はね返ってくる圧力が弱い方がいい。つまり、収縮前期血圧が“善玉”で、収縮後期血圧が“悪玉”と考えられます。では、どういう場合に悪玉血圧が強くなるのかというと、血管が硬い、つまり動脈硬化が進んでいる血管ほどはね返ってくる圧力(悪玉血圧)が強い、と分かったのです。ボールをついたとき、地面が固いほどはね返る勢いが強いのと同じです」

 単に血圧を下げるのではなく、主として悪玉血圧を下げることが心筋梗塞予防につながるという。
「血圧測定も同様で、善玉血圧と悪玉血圧がどうなっているかをチェックすれば、動脈硬化の進行度合いをより正確に把握できます。しかし、圧力の波形が分からないと善玉、悪玉の数値を出せないので、普通の上腕血圧計では測定できません。上腕血圧測定に加えて手首の橈骨(とうこつ)動脈の圧波が記録できる血圧計で調べられます」

 残念ながらまだ一部の医療施設でしか行われていないが、今後増えていく見込みはあるという。今年1月に高血圧治療のガイドラインが5年ぶりに改訂されたが、そこに登場した「中心血圧」というのが、まさにこの善玉、悪玉の考え方に由来したものなのだ。

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