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2011年10月24日 (月)

ブタもおだてりゃ・・・

 前にも書いたかなぁ。
 私って、学生時代は学年でベスト3に入るくらい、短距離が遅かったんですよね。長距離はそこそこだったんですけど。だから運動会とか、嫌で嫌でたまらなかった。親や爺ちゃん婆ちゃんが見に来るでしょう。いつもビリで、恥ずかしかった。

 で、社会人になって職場に野球部があったんです。仕事は交代勤務制で、早朝勤務もあるので、メンバーはたくさんいたんだけど、いつも試合に行ける人数はギリギリだったんです。それでお前もやらないかと、半強制的に入れられました。野球なんて遊び程度はやったことあるけど、試合なんてものはやったことがない。でも頭数だけで良いからと言われ、断わるに断われず、苦手な早朝起きして行きました。グローブぐらいは持っていたけど、スパイク買わされて、生まれて初めて野球のユニフォーム着たりなんかして。
 子供の時から野球は好きでテレビや本で見ていたから、理屈はわかるんだけど、それとできるのとでは違いますよね。
 おだてられながらも、ヒット打てば嬉しかったし、相手が打った打球をキャッチしたら感動した。そのレベルだった。

 でも、ある時「お前、足速いなぁ」って言われた。私は学年でも目立つほど、足が遅かったので、まったく走ることには自信がなかった。塁に出ても、走る気がないからリードもあまりしない。でもしつこく「お前は速い」と言われる。そんな時、練習でけん制の時の帰塁や盗塁のスタートの練習があった。そこでも「上手い」とおだてられた。 
 そこで、次の試合になんとトップバッターになってしまった。監督はとにかく塁に出て、二塁まで走ってくれと言う。初めてのトップバッターで、盗塁なんてしたくないし、三振でもしてアウトになろうと思ったら、デットボールになってしまった。ベンチからは盗塁のサインが。でも、練習したばかりだし、試してみようぐらいの感覚で、いきなり走ったら、簡単にセーフになった。生まれて初めての盗塁が成功して、その後のバッターがヒットで私は2塁からホームインした。ベンチに戻ると、みんなに叩かれた。テレビでは見てたけど、メチャクチャ嬉しいものだった。
 その感動が忘れられず、その後出塁すると必ず走った。時には3盗まで出来た。相手チームからも、盗塁するから気をつけろとまで言われた。

 今考えると、リーグ内の野球レベルが低いと言うのもあったし、チームの中でもほとんどが30代以降で、二十歳前の私はいくら遅いと言っても、若い分速く見えるんだと思った。
 地元に帰って友達に自慢すると、信じてもらえなかった。そりゃそうだと思う。

 監督や先輩たちはみんな「速い」と言ってくれた。その声で良い意味で勘違いをしていた。学生時代は足が遅いのをバカにされ、体育でもやる気が出ないし、どうせダメなんだって思っていた。でも、言葉一つで人間ってこんなに自信を持てて、変われるんだと思った。きつい言葉で指導すると言う方法もあるかも知れない。ただし、指導と罵声を勘違いしている人がいると思う。
 今の政治家さんは罵声を浴びてばかり。全国の意見の違う人を相手にしているんだから、なにをやっても言われる仕事だとは思うが、私たちが上手におだてて人や仕事の質を育てたりするのも、私のようなタイプの人なら悪くないと思う。

 あまいですかね?

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