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2011年12月30日 (金)

一目会いたかった

 昨日新聞を見ていたら元職場の先輩の名前がお悔やみ欄に載っていた。
 もう20年近くも会っていなかった。
 何度か書いているが、若い頃の私はプライドの塊だった。仕事が上手く行って天狗になっていた。そんな中でねたみやひがみがあったが、何人かの先輩は応援してくれた。その中の一人が亡くなった。

 正確に言うと大きな会社を定年退職された後に、うちの職場に来た臨時職員だった。いろいろな人を見てきたと言うだけあって、人当たりが良く、癖のある人を上手になだめることが出来る人だった。私も尖っていた部分を何度削ってもらったことかわからない。

 職場では定期的に冊子を出していた。その編集もされていた人だったが、当時のその冊子は専門的過ぎて私たちには情報や知識を得られるものだったが、一般の人にはかなり難しい内容だった。そこで私も会社の許可をもらって、パソコンを使って一般向け広報誌を作った。その時にレイアウトなどの指導をしてくれたのが、その先輩だった。ただ適当に写真やイラストを貼れば良いと言うわけではなく、写真やイラストの向きにはうるさかった。また見開きを全体に考えながらレイアウトしろと言われた。文章は出来るだけ簡単に、小学校の高学年がわかるように作れば、大人も無理なく読みやすいと教えてもらった。この話が一番難しかった。どうしても多くの知識を伝えたいと思うので文章が長くなる。しかし、読み手の心理は・・・と言われた。

 また解説と言う仕事があり、人前での説明の仕方も指導された。最初の頃先輩の解説は正直レベルが低いと思っていたが、いざ自分がやってみるとお客さんが聞いてくれていない。これもたとえ相手が大人でも小学生がわかるように簡単な言葉を使えと言われた。

 前の職場を退職し、街を離れる時は淋しがってくれた。その後年に一度だけ年賀状で挨拶をしていた。今の職場でも先輩の教えが活かされて、解説の仕事をする時は専門用語をなるべく使わず、多くの事を伝えるのではなく、半分以上は冗談まじりの話をして、最後にひとつだけ言いたいことを説明すると言うパターンを作った。この解説をいつか先輩に見に来て欲しかった。
 また年賀状には「まっつくんの子供の顔が見たい」と毎年書かれていた。今年こそと毎年思っていたが、また行けなかったなぁと思い、一昨日年賀状を出したばかりだった。

 私の来年の目標、読んでもらえなかったんですね。
 悲しいけど、でもお世話になりました。いつまでも教えを忘れないでやっていきます。
 合掌。

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