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2012年1月28日 (土)

実の子供より同居している人

 親は実の子供の事はとても可愛いものだ。
 自分も親になって親バカの気持ちがすごくわかった。だからもしも子供に臓器移植が必要になったら迷わないで自分のを使ってくれと思う。
 しかし親戚の叔母さんに聞くと、大人になっていろいろなことがあって、子供が嫌いになったと話していた。昔、忘れもしないけど、正月に実家に集まった時に娘さんが道路の真ん中にいたところに車が来て、とっさに子供を突き飛ばし、自分が車に飛ばされた。叔母さんは路肩の氷に顔をぶつけ、血だらけになった。見た目はすごかったが、額を少し切ったのと、車にぶつかった腰が少し痛いと言っていた。運転手さんは病院に行こうと言っていたが、叔母さんは大丈夫と言って帰した。それにしてもみんなから「さすが親だね」と言われていた。

 うちも小さい頃から3世代家族だったが、祖父母は外に出ている子供には甘かったように思う。
 特に祖母は良く言うと正直な人だった。なにかもらったときは「娘のところに持っていく」と必ず言っていて、お袋には余ればくれると言う感じだった。お袋が一番面倒を見ているのに、やはり血のつながりの方が強いのだ。
 大人になってからお袋がよくこぼしていたが、今の袋を見ていると、自分の家で作った野菜や漬物、餅などを、うちで食べる分よりたくさん実家に持って行っている。物を作ると言うのは一人で作れるわけでもなく、特に年を取ってからは私たちが手伝うと言うよりやらされている状態なのに、自分が作ったと思っているのだろう。ただそれが悪いことだとは思わない。上手に親戚付き合いが出来ているのは、お袋のおかげだと思っている。

 亡くなった祖母は毎年娘の家に2週間ぐらいと言って泊まりに行く。離婚して一人暮らしだし、自分で商売をしているので、大変なんだと言い、家から持っていけるものを車にたくさん積んで出かけていた。
 しかし毎回途中で叔母さんから「婆ちゃんが具合悪くなったので、病院連れて行って」と連絡が来る。生活習慣が違うので、叔母さんは仕事しながらご飯食べるが、祖母はご飯を食べさせてもらえないと言うこともあったり、古くなったおかずを食べたりすることが多かったみたいだ。
 そんな時に市販の強めの胃腸薬を飲まされたんだそうだ。それが原因で弱ってきて最期は老衰と言うことで亡くなった。

 うちにもその市販薬はあるが、お年寄りには絶対に飲ませない。
 また年齢が違うと出来ることや理解できることが違う。体力的に弱ってきているから、自分なら大丈夫なことでもお年寄りにはかなりの負担になることがある。食事の時間でも同じ時間に食べさせるとか、部屋を温かくしておくとか、若ければどうでも良いようなことが大切なものなのだ。
 いくら実の娘でも、一緒に住んでいないとそういう生活習慣の癖がわからない。しかし他人のはずの嫁さんが一番わかっているものなのだ。お袋のそういうことは私よりも嫁さんの方がわかっている。

 一番わかっているのは同居して、一番見ている人なんですよね。

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