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2012年1月13日 (金)

職人の世界

 私にはもうリタイヤしたが、大工さんをしていた叔父さんがいる。
 子供の頃は大人になったら叔父さんと大工するかとよく言われていた。

 うちは農家で、納屋を建ててくれたのが叔父さんだが、私が生まれる前に建てたものが未だにしっかりしている。人が住むためのものではないけど、数年前に屋根を直した時に業者さんが「まだ使えますね」と言ってくれた。

 叔父さんはたくさんの弟子を育てている。
 大人になってから職人の世界ってどんな感じなんだろうと、話を聞いてみたことがあった。すると、10年は下働きの世界だと言っていた。刃物を研いだり、物を取りに走り回ったりして、カンナを使ったり、釘を打ったりしながら、仕事を教えてもらうと言う。

 先日息子の友達のお父さんがうちに来た時に話を聞くと大工さんだそうで、最近はやり方が全然違うという。CADシステムで設計図を作り、材料もはめるだけの状態で来る。カンナを使うことが少ないそうだ。下働きなんかしている時間がなくて、即戦力としていろいろな作業をさせられると言う。また叔父さんの頃は年間3軒建てれば生活が出来たそうだが、今ではそんなことではまったく食べていけないという。

 私も下働きというものには抵抗がある。確かに雑用などの仕事を覚えておくことも必要だと思う。しかし早くから実践を積んだ方が仕事が早く覚えるし、わからない部分があるからこそ、新しい発想が出てくる。先輩から徹底的にやり方を叩き込まれるのであればオリジナリティが少なく、時代の流れに対応しにくいのではないだろうか。

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