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2012年2月24日 (金)

連載・本当にあった両方の言い分(奥様編)

 うそのような本当にあった話なんですけど、知り合いの先輩が定年退職をした数日後に、奥さんが退職金を全部持っていなくなっていた。この前偶然にも奥さんの知り合いだという人から、奥さんの近況を聞いたので、書いてみようかなと思った。
 こういう考えはよく聞く話なんですけど、一度に書くと長くなるので、連載にします。

 若い頃に職場で知り合ったステキな男性がいた。無口だけど仕事熱心で、私にはとても優しくて、何度かデートをしてこの人と一緒になりたいと思った。
 親の反対とかいろいろあったけど、結婚して楽しい新婚生活を送り、二人の子供にも恵まれた。しかし旦那は仕事に夢中で、子育てはほとんど私任せだった。仕事も残業が多くて、帰ってきてもご飯とお風呂以外は、いつも茶の間のソファーで寝そべってテレビを見ていた。真面目で不器用な人だとは思っていたが、私にはまったく関心を示してくれない。一人では下着がどこにあるのかもわからない人だ。

 毎日、子供の面倒見て旦那のお弁当作り。旦那は週末は時々お得意さんとの接待ゴルフで、家のことを考えてくれているのだろうかと腹が立っていた。子供も成長してくると、塾や部活、友達付き合いなどで、家では誰も私の事をかまってくれない。時々友達とランチしに行くのが息抜きだった。
 やがて二人の子供も大学を出て、就職し結婚した。やれやれと思ったが、旦那は相変わらず仕事だけの人間で、夫婦の会話などほとんどなく、自分も習い事を始め、週に何度か出かけたり、仲間と食事に行ったり、自分の時間を作った。
 そのうちに人生は一度きりなんだと言う言葉を聞いて、本当にこれで良いのだろうかと疑問を持つようになった。長年、家族の中で一番早く起きて、朝ご飯やお弁当を用意し、みんなを起こして送り出してから家の事をして、買い物に行くともう夕飯の支度をしなければいけない時間になる。子供が独立した後でもそんな生活で、なぜ私だけがこんなに嫌な思いをしなければいけないのだろうか?

 今まで家族のために自分の時間を犠牲にしてやってきたのに、自分は何も良いことがない。優しい言葉のひとつもかけてもらったことがない。私だってやりたいことがあったんだ。今は旦那が仕事しているからお金には困らないけど、旦那が定年になってずっと家にいるのかと思うと我慢できない。
 私は家政婦ではない。妻として思ってくれないのなら、家を出ようと決めた。退職金は今までの給料だと思って、もらったって文句は言わせない。これからは誰のためでもなく、自分のために生きていくんだと決めた。

・・・・・・・
 明日は旦那様編を書きます。

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