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2012年2月25日 (土)

連載・本当にあった両方の言い分(旦那様編)

 昨日の続編で、旦那様側の言い分です。

 職場の事務をしていたしっかりものの女性がいて、一目ぼれをした。勇気を出して何度か食事に誘い、いろいろ相手の話を聞いているうちにますます好きになり、この人を幸せにしてあげたいと思い、結婚を申し込んだ。
 両親に反対されて、家出同然で二人で暮らし始めた。裕福ではなかったけどしっかりものの嫁さんで、家の事は任せても心配なかった。そのうちに子供が産まれた。私は職場で昇進したこともあり、仕事も遅くなることが多く、帰って子供の寝顔を見ては癒されて、毎日頑張ろうと思ったものだった。
 嫁さんは少ない給料の中からやりくりをしてくれて、自分にも一軒家を持つことが出来た。自分の家は落ち着くもので、家でくつろいでいる時が仕事の嫌なことも忘れられ、一番ホッとしたものだった。

 仕事を言い訳にはしたくなかったが、毎日残業が多く、休日はお得意様からのゴルフのお誘いで、妻や子供の事はかまってあげられなかった。それでも妻の教育のおかげで子供たちは間違ったことはしないような大人に育ってくれた。二人とも気立ての良い嫁さんを見つけ、結婚して独立をしていった。
 妻も習い事を始め、私も仕事が忙しく妻の相手をしてあげられない。黙って家にいても面白くないだろうし、自分の時間を作ることは良いことだと思った。

 今さら妻に言葉をかけるのも照れくさいし、自分も定年まで頑張って、今までは嫁さんに苦労をかけっぱなしだったので、定年後はあちこち旅行に連れて歩いて、今までの恩返しをしたいと思っていた。

 やがて無事に定年を迎え、送別会を開いてもらい、ここまで来れたのも上司や部下に恵まれ、なにより家族のおかげだと実感した。部下には仕事をしっかり教えたつもりなので、自分がいなくてもやっていってもらえると思っていた。
 二次会を終えてタクシーに乗り、家に着いたら新婚時代のように妻が笑顔で「長い間お疲れ様でした」と迎えてくれた。その時は本当に感謝の気持ちしかなく、胸にこみ上げるものがあって、何も言えないままいつものように風呂に入り、感動と感謝を思いながら眠りについた。

 その数日後だった。妻が書置きを残していなくなっていた。それを読んで愕然とした。自分は今まで妻の気持ちがまったくわかっていなかった。先輩や同僚から「女性は子供を生むと、旦那よりも子供を優先する」と言うことを言われていて、「うちもそうだなぁ」とは思っていた。家の事は全部任せっきりだったが、裕福ではなかったけど、お金だけは迷惑をかけたことはなかったはずだ。仕事が忙しく疲れていたと言えばそれまでだが、自分は仕事をして妻や子供のために給料をもらうことが家での役割だと思っていた。

・・・・・・
 今回、偶然にも奥さんの考えを聞いたんですけど、なんか悲しくなりました。
 奥さんとは直接話したことがないし、旦那さんとは知り合いなので旦那さん寄りの書き方になっているかも知れませんが、どちらが悪いとか言えるのかなって思いました。

 私にはわかりません。
 どちらも頑張っていたと思うんですよね。でも結果があまりにも可愛そうです。
 
 ただ前にも書いたけど、相田みつをさんの『人の為と書いて偽りと読むんだねえ』と言う言葉があります。家族のためと思うと、期待通りにしてもらえないと不満が出ると思うんですよね。私の親がそうだった。『してやってるのに』とよく言われましたが、私にとっては迷惑なことってあった。それでも嫌な顔をすると、怒られるのが怖かったので、笑っていました。

 夫婦の事ってその当事者じゃないとわからないですけど、自分の親よりも長い間連れ添った相手との結果にしては、残念すぎますよね。

 なんかまとまりません。すみません。

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