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2012年2月19日 (日)

考え方の違い

 お袋は毎日新聞を読んでいる。町内会の婦人部の人たちは孫の自慢だとか、旦那さんの悪口がほとんどで、そんな話よりも趣味の仲間がいて、新聞ぐらい読まないと話が合わないし、視野を広げたいと言う。それはすごいと正直感じている。
 ただ昔の人間なので機械化やITなどは進化しすぎてついていけないと話している。
 でも冷静に考えたら、昔の白黒テレビはチャンネルを回して変えたり、音量を変えたりしていたのに、今は複雑なリモコンを使いこなして、座ったままで操作している。無理だとかダメだとか言っている割には対応できるものだと思う。

 ところで昨日は家電量販店の広告で食器洗浄機を見て「こういうものは人間をダメにする」と言っていた。私はそうは思わないんだけど、とりあえずなぜそう考えるのかを聞いてみた。
 農家をやっていた経験上、昔は町内会で助け合い、人の手で田植えや稲刈りをしていた。そのことで絆が深まったものだと言う。しかし機械化によって機械代を払うために働くような感覚になり、助け合っていたはずの町内会がいつの間にか機械化や作業の早さを競うようになり、変な時代になった。作業も機械を止めないことが効率が良いので、機械のペースで働かされている感覚だったと言う。だからなんでも機械にしたら良いものではないという考えだった。

 しかしである。農家がこれほど高齢化し、体も動かなくなっているのに、機械に頼らないでできるものではない。実際に隣の家は機械が買えないのか、嫌いなのかはわからないが、すべて昔ながらのやり方をしている。とにかく人手が必要なので、多くの人に声をかけ、近所や親戚などにも来てもらってやっている。まして肝心の隣の人は高齢で一番動けない状態だ。うちのお袋も手伝いに呼ばれるが、お金ではなくもち米を作っているので、気持ちばかりで申し訳ないと言ってもち米をくれる。
 私はサラリーマンなので、自分の仕事のことで親戚や近所にお願いすることはあまりない。

 機械化というのは考えようで、人手でやっていた時は町内会が終わるまでかなりの日数がかかる。それを田植え機械だと自分のところだけで4日もあれば終わってしまう。その空いた時間を簡単な手直しをしたり、男はアルバイトに行ったりも出来る。

 食器洗浄機にしてもいらないという人は、ある意味で言い方が悪いかもしれないが時間がある人なんだと思う。機械が食器を洗っている間は体が空くので他の事が出来る。その時間で洗濯をしたり、アイロンをかけたり、テレビを見たり出来る。今はそういう時代だと思う。事務仕事だけじゃなく、作業員だってパソコン入力をする仕事があるという。そうなると昔の人よりも体は使わないかも知れないが、仕事の量ははるかに多くの事をこなしていると思う。楽しているのではない。時間を有効活用し、より多くの仕事をするためのものだと考える。

 ものは考えようなのだ。昨日はお袋とそんな話をしていた。どちらが正しいと意見をぶつけたわけではなく、自分はこう思うという考えをお互い話し合って、私もお袋くらいの年代の人はこう考えるのかと勉強になった。お袋も食器洗浄機買おうかと言い出した。シメシメ・・・。

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