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2012年9月30日 (日)

長年やっていても

 近所の世話好きのおばちゃんが毎年何度も野菜をくれるが、先日はトマトをくれた。
 同じ農家なんだし、うちだってお袋が、家で食べたり親戚に配る程度の野菜は作っている。しかし味が違うのだ。
 また息子がアルバイトでトマトを作りに行っているが、今年で二年目なので、ある程度のことを覚えてきたらしいのだが、お袋やおばちゃんには聞く耳を持ってもらえない。自分たちは昔から・・・というニュアンスの話をしているのを聞いてしまった。

 私自身それまでは、うちのトマトが一番美味しいと思っていた。しかし息子たちが作ったトマトの方がフルーティなのだ。いろいろ話を聞くと、目から鱗の話ばかりだ。そこまでするのかと思うくらい手間をかけている。またうちのトマトや他の野菜は毎年味が違うが、天気などの関係で仕方がないと思っていた。美味しい年は当たり年だったという気持ちだった。しかし、息子が学んできた話では、どんな理由にせよ美味しくなければ売れないと言う現実があり、厳しい世界だと言っている。

 しかし息子の学んだやり方で美味しくなるとしても、自家製のものに、小規模とは言え、そこまでの手間と諸経費のようなものはかけられないだろうと感じる。

 ただ私は息子の思いがわからなくもない。
 私自身、仕事ではどんどん外に出て同業者や異業種交流をしてきたので、そこで得られる新しい情報をすぐに取り入れようと思ったものだった。しかし当然のことではあるが、先輩たちから反対されたものだった。時には言葉尻だけで、担当を降ろされたこともあった。その時の悔しさは今でも覚えている。しかし、人事異動で職場を離れた現在では、当時私が提案したやり方をしている部分もある。

 私は中学時代から坂本龍馬さんが好きで、そのころから彼のような先駆者的な考え方を持ちたいと思った。でも実際にそうなると、ものすごい壁が立ちはだかる。それこそ提案した一言ですぐに世の中が変わると言うことはほとんどない。
 このブログも最初の頃は新しい情報をとばかり考えていた。弱酸性だ、ヒアルロン酸だと書いたことがあったが、今ならわかる人が多くなったが、その頃は難しかったと思う。
 そこで目線を下げると言うことが必要なのだ。いくら正しいことと思っても、聞いたことがなかったり、前例がないことは捉えにくい。言葉が人を動かすのではなく、信用が人を動かすのだと思う。

 気がつくのに時間がかかった。

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